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~アトピー性皮膚炎の正体と根治~
アトピー性皮膚炎は人間が作り出すもっとも人間的な病気だと言えます。
これは、生活習慣・環境からくる「臓器と心の状態」が大きなポイントになっています。
ですから、アトピー性皮膚炎を治療していく段階で、臓器や心の問題が改善されてくると、 患者さんのトータルな健康がどんどん向上してくるのです。
私たちは、なぜアトピー性皮膚炎が発症したのかという原因を重視し、症状の変化に応じて治療法を変化させ、最終的にはアトピー性皮膚炎が再発しないような体質改善を図ります。

 

 


   ~生まれ変わる「覚悟」と「決心」~


   100人の子供のうち5人がアトピー性皮膚炎で悩んでいます。


   アトピー性皮膚炎になったがために、心の安定を欠き、学業にも支障ができ、人間としてやりたい

   ことも思うようにできない日々を送ることもあります。

   そうした状態から、6ヶ月~1年の間に脱出して、平坦な人生を送りたいものです。



   全身の皮膚が赤黒く腫れて、体の発育も悪く、かゆみも加わって、心の安定さえも失った重症アトピ

   ー性皮膚炎をもった人の中には、原因の解明もなされないまま、ただステロイド軟膏(副腎皮質ホル

   モン含有軟膏)を塗るだけで、大きくなれば自然に治ると思って、その時期を待っている人も少なく

   ありません。



   しかしどんなにひどいアトピー性皮膚炎の人の体内にも、みずみずしい二十世紀なしのような皮膚と、

   たくましく発育する力を持った筋肉が秘められています。



   本当の健康を取り戻し、新しい人生の道を希望に満ちて歩いていけるようになりたいものです。




 


   免疫反応にはⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型の4種類があります。
   異物を感知した場合、すぐにアレルギー反応が起こるのがⅠ型。

   異物(抗原)に対して免疫グロブリンのIgEが分泌されることが特徴です。
   Ⅱ型・Ⅲ型の場合は、免疫グロブリンのIgGが分泌され、これも即時性の反応です。


   ~なぜアトピーになるのか?~


   ① まずアトピーはⅠ型反応のことです。 → 異物として抗原(アレルゲン)が身体に入ります。

        抗原(アレルゲン):チリ、ホコリ、花粉、食物(大豆、牛乳、卵)等

   ② 免疫グロブリンIgEが分泌されると肥満細胞と結合してヒスタミン、セロトニンを放出。

      肥満細胞は、皮膚・気道粘膜・腸管粘膜に広く分布しています。

      そのため、皮膚の肥満細胞が免疫グロブリンIgEと結合して反応すれば、赤く腫れて痒くなる

      「アトピー性皮膚炎」となります。


    ※免疫グロブリンIgEが気道で反応すると「喘息」、鼻腔で反応すれば「アレルギー性鼻炎」となります。
      肥満細胞が限りなく化学伝達物質を放出するため、発疹や喘息、鼻汁がとまりません。


   ③ 皮膚が炎症を起こしているということは、体の中に異常が起こっているというサインです。

      異常とは免疫が過剰に作用して、アレルギー反応に由来するものです。


    ※皮膚の炎症は効果のある軟膏で一時的には炎症を抑えます。
      一時症状が治ると、体の内部に問題があることを忘れがちになります。

      軟膏で抑えて保ち、また発症しては軟膏を塗るを繰り返していると、根本の体の問題を
      どんどん先送りするだけで本来の治療になりません。


   ~アトピーに関する免疫(T)細胞~


   アトピーになりやすい人は、免疫反応が過剰に反応しています。


   ●免疫反応を抑制する(止める)役目のサプレッサーT細胞の力が弱いと、免疫反応が止まらなくなってしまう。
     アレルギー反応が止まらない。

   ●抗体の産生を助けるヘルパーT細胞(Th)
     Th1とTh2のバランスが偏っている(Th2優位)とアトピーになりやすい。

    ※免疫反応があるから人類は病原菌などによって滅亡しない。
      免疫反応が鈍ったり無くなったりする方が怖い。(エイズは、この免疫反応を破壊してしまう病気なのです)
      まずは細胞の活動を正常化にすることが大切です。



 


   ~アトピーはかゆい~


   体がアレルゲンと接触して、アレルギー反応は皮膚に現れます。

   無意識に掻き始めて皮膚を傷つけ、傷口から最近が感染して本格的な皮膚炎になります。

   ※化膿止め、ステロイド軟膏は一時的に抑えます。


   ~ステロイド剤~


   ステロイドは人体の副腎が、ストレスなどが起こったときに分泌されるホルモンでとっても重要なものです。
   体の中から自然に起こったステロイドは何の問題もありません。薬品としてのステロイドは人工のもの。

   アトピー性皮膚炎にステロイドが効果があるのは、ステロイドには免疫を抑える力があるからなのです。

   アレルギーの元である免疫を抑えてしまうので炎症は止まるのですが、細菌や雑菌などが侵入してきた時に、
   体の中に入ってきた敵を攻撃する免疫反応が起こらなくなります。

   免疫反応は命を守るために必要なものですが、それが過剰になりすぎて、アレルギーとなっているのです。



   ※ステロイドを処方するとその部分の免疫反応、つまりアレルギーが起こらなくなり、皮膚細胞の活性化が
   停滞してしまいます。免疫反応が起こらなくなるということは、体の防衛機能が働かない。

   皮膚の細胞は弱くなっていきます。細菌にとっては極めて感染しやすいのです。

   アトピー性皮膚炎は皮膚の感染だから免疫がなく、粘膜が弱っている皮膚は、新たな細菌に感染して症状
    が広がるという悪循環が起こることが多いのです。

    ステロイドは本来、体の緊急時に副腎が分泌するものです。

    そのため健全な体は、ストレスなどの緊急時に備えて、いつでもステロイドが出せるように待機しています。



   腎臓は生まれ持った命を左右する重要な働きがある臓器です。

   生殖機能・骨・ホルモンすべてを副腎がつかさどっています。
   この機能が落ちると、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったり色々な病気の引き金になります。

   体が人工のステロイド軟膏などを常用すると体力、本来備えている緊急時における対応の必要性が薄れて
   いきます。

   ステロイドを外から供給されるので、緊急対応の必要性がなくなって、本来の副腎が働かなくなっていまうこと
   があります。これが一番怖いことです。



 


   ① まず体の異常を知ること。

      軟膏だけの一時しのぎは治しているのではありません。

   ② アトピーの方は、体の中の微量元素・ビタミン・必須アミノ酸等、肉体を作るおおもとのタンパク質の
      原料が体の中に不足してきます。

      →栄養療法をすることにより、粘膜を強くします。

      アトピーの症状は、ホメオスタシスの乱れです。体そのものを作る栄養素をしっかり補いましょう。



   最後に、

   アトピー性皮膚炎は人間が作り出すもっとも人間的な病気だと言えます。

   これは、生活習慣・環境からくる「心と体の状態」が大きなポイントになっていきます。


   ですから、アトピー性皮膚炎を治療していく段階で、心と体の問題が改善されてくると、
   患者さんのトータルな健康がどんどん向上してくるのです。


   これはむしろ、きちんとした治療を続けることで、飛躍的に健康になるチャンスと言えるかもしれません。

   アトピー性皮膚炎は、決して治療できない病気ではありません。



   私たちは、なぜアトピー性皮膚炎が発症したのかという原因を重視し、症状の変化に応じて治療法を変化させ、

   最終的にはアトピー性皮膚炎が再発しないような体質改善(根本治療)を図ります。





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